栗東の鉱山跡

著者: mahoroba







鉱山跡探訪回です。







今回紹介する鉱山跡は滋賀県の湖南にあるマンガン鉱山です。




県道113号石部草津線から分岐し、金勝寺まで至る林道沿いに坑口はあります。






訪れたのは2月の初旬でしたので、林道一面に雪が積もっています。
エンブレで後輪が滑ってしまう始末。






今回散策した坑口は山の斜面に位置し、林道に沿って流れる小川の周辺に坑口が分布しています。






坑口は小川から8メートル程の位置に3箇所確認でき、北東から南西方向にかけて約5メートル間隔で直線的に分布しているみたいです。





坑口の周辺は泥岩、珪岩相で、小川を上に登っていくにつれて花崗岩が多くなる感じ。

坑口1









 

坑口2 







坑口3












ズリは各坑口の直下に確認できましたが、量は比較的少なく鉱石質の石も少ないように感じました。







坑口周辺の獣道沿いに人工的に積み上げられた石垣があり、この石垣沿いの獣道は3箇所の坑口全ての出口前を通り河原まで続いていたことから、稼働していた時期はこの道を通って鉱石を搬出していたのかなあと考えたり。




一旦採集できた鉱石紹介


バラ輝石/Rhodonite 硫カドミウム鉱/Greenockite
CaMn₄Si₅O₁₅     CdS





淡い桃色の部分がバラ輝石、黄色の部分がおそらく硫カドミウム鉱?_

黒い部分は二酸化マンガンの何か。










菱マンガン鉱/Rhodochrosite
MnCO₃




褐色の部分がおそらく菱マンガン鉱

普通桃色がかっているが、不純物が多いとこんな色になるのだとか。










方鉛鉱/Gaⅼena
PbS





鉱石の部分は1.5センチほど。







青鉛鉱/Linarite ブロシャン銅鉱/Brochantite
PbCuSO₄(OH)₂ Cu₄(SO₄)(OH)₆





青色の部分が青鉛鉱、ブロシャン銅鉱は緑色の部分。











満礬柘榴石/Spessartine
Mn₃Al₂(SiO₄)₃





満ばん柘榴石ってもう少し透明度が高かったような、、、こういうのもあるのか?



石英の白とのコントラストがいい感じ








他にも、ホルンフェルス中に黄銅鉱や閃亜鉛鉱が少しだけ入っている鉱石だったり、バラ輝石・テフロ石・石英から成るマンガン鉱石なんかも採集した覚えがあるのですが、部屋のどこを探しても見つかりませんでした。





落ちてる岩石や地質図を見る感じ、花崗岩マグマとか熱水に接触変成を受けた層状マンガン鉱床なのかなあと、