柘榴石いろいろ

著者: mahoroba

 

 

 

ケイ酸塩鉱物の中に柘榴石というグループがありまして、


柘榴石(ガーネット)はその組成によって種類が分かれます。



今回は収集品の中から数種類をピックアップして紹介したいと思います。



1. 満礬柘榴石/Spessartine 
組成:Mn₃Al₂(SiO₄)₃



赤色の部分が満礬柘榴石。


満という字はこの鉱物の主成分であるマンガンの意で、礬はアルミニウムのこと。


この鉱物は生成された温度によって結晶の形が変わるという性質を持ちます。


高温下では24面体、低温下では12面体で生成されます。




拡大するとこんな感じ、

小さいので断定はできませんが、12面体っぽいですね。




こっちも満礬柘榴石(赤褐色の部分)、白い部分は石英です。


この標本は採集された場所が違うので先の物とは色が違いますが、同じ種類です。




2. 灰鉄柘榴石/Andradite
組成:Ca₃Fe₂Si₃O₁₂


主にスカルンで生成されるスカルン鉱物


灰はカルシウム、鉄はそのまま鉄の意。


日本では奈良県天川村のレインボーガーネットが有名だが、ほとんど採りつくされていて絶産に近いとか。







画質が微妙ですがこれも灰鉄柘榴石


チタン成分が多くなると黒くなるとか?







3. 鉄礬柘榴石/Almandine
組成:Fe₃Al₂Si₃O₁₂



鮮やかなワインレッド?です。




この他にも、カルシウムとアルミから成る灰礬柘榴石や、カルシウムとクロムから成る灰クロム柘榴石など柘榴石グループというのは20程の種で構成されています。


どれも色や見た目が少しづつ違うので、ぜひ調べてみてください。